こんにちは
癒しの音を奏でるわかちゃんです。
今日ニュースで
私のとても尊敬するジャズ界の巨匠チックコリア氏の
訃報が報じられました。
私の青春時代、ジャズというものを
フュージョンというものを教えてくれた
偉大なるミュージシャンでした。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
今日はそんなチックコリア氏についてお話します。
チックコリア氏はどんな人?
チック・コリア(Chick Corea、本名:Armando Anthony Corea、1941年6月12日 - 2021年2月9日[1])は、アメリカ出身のジャズピアニスト、キーボーディスト、作曲家、ミュージシャンである。
1941年6月12日に、アメリカ合衆国マサチューセッツ州にあるチェルシーにて生まれ、父はジャズ・トランペッターであった。4歳の頃よりピアノを習い始める。高校を卒業後、ニューヨークにあるジュリアード音楽院に進学する。1964年頃からブルー・ミッチェル、ハービー・マン、モンゴ・サンタマリアらとの共演からキャリアをスタートする。1966年にはデビュー・アルバム『トーンズ・フォー・ジョーンズ・ボーンズ』を録音(発表は1968年)
1968年にこれまたジャズ界の巨匠マイルズデイビスのバンドに入り
マイルスの勧めでエレクトリックピアノを弾くようになったそうです。
今ではチックコリアの音楽では欠かすことのできない楽器
エレクトリックピアノはマイルスの勧めだったのですね。
余談ですが、
今有名になっているジャズプレーヤーのほとんどが
マイルスデイビスのバンドを経ています。
マイルスは、人を見出し育てるのがとても上手だったのですね。
チックコリアもこうしてマイルスに見いだされ
有名になっていきます。
そして1971年にベーシストのスタンリー・クラークらと
クラスオーバーを主にしたバンド
「リターン・トゥ・フォーエヴァー」を立ちあげます。
その後1972年にECMレコードから
アルバム『リターン・トゥ・フォーエヴァー』を
発表しました。
度肝を抜いたリターン・トゥ・フォーエヴァー
『リターン・トゥ・フォーエヴァー』(Return to Forever)は、チック・コリアが1972年に発表したアルバム。このアルバムはコリアのソロ名義であり、後に同名のバンドとして新たにリターン・トゥ・フォーエヴァーを立ち上げる。
私がこのアルバムに出会ったのは
大学時代でした。
真面目な弟子でなかったのでそう呼ばれるのは嫌かもしれませんが、
師匠の赤松敏弘氏の勧めで聴いてみました。
まずは「これがジャズなの?」が最初の一言!
そして中の「"Crystal Silence"」(クリスタルサイレンス)を
初めて聴いた時、
「この世の中にこんなに綺麗な時があるのだろうか?」
と思いました。
曲というより「その聴いている瞬間」が
美しく、儚く、清らかな
誰にも邪魔されない聖域に感じました。
その聖域に入っていることが心地よく
また癒されました。
この曲は
当時クラシックとそれ以外の音楽とのはざまで
揺れ動いていた私の感性には
あまりに唐突に「美しく」「儚く」
魔性のように私を引き付けました。
それから毎週図書館に行き
CDを独占して聴いていた覚えがあります。
自分も透明になるような時に
クリスタルという言葉と
サイレンス(沈黙)がぴったりな曲です。
この動画はゲイリーバートンとのデュオのものです。
打楽器アンサンブルでもよくやったSpain
『スペイン』("Spain")は、1972年にチック・コリアが作曲し、彼のバンドのリターン・トゥ・フォーエヴァーの作品として発表されたジャズ楽曲である。アルバム『Light as a Feather』に収録されている。
ホアキン・ロドリーゴ作曲のアランフエス協奏曲第2楽章(アダージョ)をイントロとして用い、その後は一転アップテンポになり、アフロ・キューバンリズムでフルート、エレクトリック・ピアノ(ローズ・ピアノ)、アコースティック・ベースのアドリブが続く。コーラス毎に印象的でトリッキーなリフが挿入されている。
この曲は打楽器アンサンブルでもよくやりました。
ノリの良い、心惹かれるリズム
途中入ってくる、なんとも取りにくいけど
引き付けられるメロディ
心惹かれる曲です。
何回も何回も弾きたくなる!
みんなこのSpain好きでしたよ。
ジャズ界の巨匠チックコリア氏のまとめ
ジャズ界を引っ張ってこられたチックコリア氏。
彼の曲は素敵なものがたくさんあります。
血肉躍るっていう感じかな。
私は血が騒ぎます。
心の底から踊りだしそうになります。
大好きなヴィブラフォン奏者のゲイリーバートンとの
共演もとても迫力があって素敵でした。
私の青春の1ページです。
ぜひチックの曲、あなたも聞いてみてくださいね。
最後にチックコリア氏へ
そして長い間ジャズ界を引っ張って来てくれてありがとう。
私の大事な青春の1ページを創ってくれてありがとう。
素敵な音楽を世に残してくれてありがとう。
あなたを忘れません。
ゆっくり休んでくださいね。
つつしんでご冥福をお祈りいたします。
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