こんにちは
癒しの音を奏でるわかちゃんです。
毎日暑い日が続きますね.。
今年は、梅雨明けが遅かったので、真夏の暑さがこたえます。
でもよく空を見ると、秋のうろこ雲が出ています。
確実に季節は移っていますね。
移り行く季節を感じるからでしょうか
この頃少し、ノスタルジーを感じませんか?
今日は、そんなあなたに、
夏の終わりに聴きたい、ノスタルジーな音楽を紹介したいと思います。
アラフィフ女性が感じる終わりの儚さ
木々が葉をつけ、大きく茂って夏を感じる日々。
それが、気づかぬうちに、陽が次第に短くなり
気が付くと夏の季節が終わってゆく…
この季節感を、自分自身と重ね合わせ、儚く感じるのは
日本の美学とでも言いましょうか。
終わりが美しく感じるのは、日本独特の美意識だと思います。
日本には四季という「感性を豊かにする」環境があります。
当たり前のようですが、こんなにはっきりとした四季があるのは、世界でも珍しいのです。
終わっていくという、少し甘美で、切なくも美しい感じは、
日本の和歌や文学、また絵や音楽という芸術分野においても
多くの作品を作ってきました。
アラフィフ女性が感じるノスタルジー
私も、20~30代のころは、夏が終わっていくこの感じが、
好きではありませんでした。
ちょっと私的な事ですが…
私は、冬から春になるときと、夏から秋になるときに
この「季節が変わる儚さ」のようなものに触発されて、
何日間か、人にも会わず、泣いて過ごしていました。
それが、40年くらい続きました。
何を意味していたかは、いまでもわかりませんが…
この感じは「儚い」という言葉がぴったりでした。
キリスト教徒やイスラム教徒は、神を信じ、天国での永遠の命を約束されています。
永遠という事は「終わり」がないという事ですね。
日本の多くの人は、何かの「終わり」を感じて生きています。
日本人の死生観ですね。
自分の身に起こる事や、目にする数々の風景、
そして自分という存在さえもいつか消えてゆく…
消えゆくという感覚が、儚さとなっているのでしょう。
夏の儚さを感じながら、ゆく夏に想いを寄せる…
私はこんな時にノスタルジーを感じます。
ノスタルジーとは「過ぎ去った時間・時代を懐かしむ気持ち」
そんな意味もあるようです。
終わる夏に向けて、夏の時間を懐かしむ感じでしょうか。
ノスタルジーな気持ちになる夏に、演奏した曲で
特に印象に強く残っているものがあります。
それは「八ヶ岳高原音楽堂」の
こけら落とし(新たに建てられた劇場で初めて行われる催し)だったと記憶しています。
日本を代表する作曲家 武満徹氏の「波の盆」という曲でした。
夏の終わりに聴きたい「波の盆」
武満徹
(たけみつ とおる、1930年10月8日- 1996年2月20日)は、日本の作曲家。
ほとんど独学で音楽を学んだが、若手芸術家集団「実験工房」に所属し、映画やテレビなどで幅広く前衛的な音楽活動を展開。和楽器を取り入れた『ノーヴェンバー・ステップス』によって、日本を代表する現代音楽家となった。
【引用 ウェキペディアより】
武満徹さんは「世界の武満」と呼ばれるくらい、クラシックの人で知らない人はいない
日本を代表する現代音楽の作曲家です。
彼の作品は、世界各国で演奏されています。
現代音楽というと、難しくてよくわからないという人が多いです。
私も、現代音楽を演奏してきましたが、
関係者や、マニアックな人しか、コンサートにきていただけないジャンルでした。
、
現代曲で有名な武満さんは、
実は昔から映画が大好きで、多くの映画音楽を手掛けています。
彼の映画音楽は、それはそれは美しい曲です。
現代曲しか知らなかった私は、本当に同じ人が作ったのか?と思ってしまったほどです。
特に、弦楽器のメロディーが美しいです。
心をとらえて離しません。
彼は、独特の映画音楽観を持っていました。
編集を終えた映画に、ただ音楽をつけるというだけでなく、
制作に入り込み、視覚性や動きに合わせ、「見る人にとっての音とは何か」を追求した作風でした。
【引用 小沼純一が紐解く映画音楽の巨匠とその進歩的アプローチより】
『波の盆』(なみのぼん)は、1983年11月15日の21:02 - 22:54に日本テレビ系列(NNS)で放送されたテレビドラマです。
戦争によって引き裂かれた、ハワイ日系移民家族の姿と、それぞれの想いを描く、このドラマの主題曲として作られたのが「波の盆」です。
アラフィフ女性、夏に聴きたいノスタルジーな曲のまとめ
盛夏が過ぎ、ひぐらしが鳴き始めると、夏の終わりを感じます。
終わっていく夏に、少しノスタルジーな気分になります。
そんなあなたに、おすすめな曲は武満徹の「波の盆」です。
日本の多くの人は、何かの「終わり」を感じて生きています。
終わりを感じて生きる死生観が、儚い、ノスタルジーな気持ちにさせるのでしょう。
世の中の、酸いも甘いもかみ分けてきたアラフィフ女性には
ノスタルジーな感じも似合います。
ノスタルジーな気分に浸ったら、誰かを誘って一緒に過ごしましょう。
家族や恋人、友人、大切な人に甘えちゃいましょう!
お相手さんも、だれかと一緒に居たいと思っているかもしれません。
誰かとのつながりを持つことは孤独を癒してくれます。
寂しくないと思えるものです。
心が喜ぶこと、ワクワクすること、心から満足できることをすれば、
いつの間にか寂しさより楽しさの方が大きくなるはずです。
ノスタルジーも楽しさも両方味わえるこの夏の終わり
あなたも謳歌してみませんか?